【人生】マドモアゼル・愛「何もかもうまくいかない人に欠けているもの」に共感するゲイ

こんばんは、マジメ系ゲイブロガーこと chuck です。

 

何もかもうまくいかない人に欠けているものってなんでしょうね。テレフォン人生相談でお馴染みのマドモアゼル・愛先生が解説してくださっています。

 

この記事は、そのトークにたいへん共感した!!!という話です。

 

マドモアゼル・愛 深夜のつぶやき「何もかも上手くいかない、という人に必ずかけているものは、、ポピュラリティ」 - YouTube

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マドモアゼル・愛先生とは

知る人ぞ知るマドモアゼル・愛先生。占星術師であり随筆家、そして現在はYoutuberとマルチに活躍されています。謎の人物感がいいですよねw

 

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このブログの検索流入を見てみると、「マドモアゼル・愛」の検索頻度はなかなか高く、多くの方が愛先生の情報を欲していることが分かります。

 

「何もかも上手くいかない、という人に必ずかけているものは、、ポピュラリティ」

さて、動画についてです。もうね、とりあえず動画観てください!!なんですけど、ここからは自分なりに気になった箇所をラフに引用しつつ書いていきます。

  

共通して不足しているものが「ポピュラリティ」。 

服装がちょっと変。髪型が異様。行動の仕方が変。やることが変。などちょっと変な場合、ポピュラリティが欠けている。

 

とにかく人は外見でものを見て、自分に無いものを見ると忌避したくなる。遠ざけたくなるという性質を多くの人が持っている。 

 

うまくいかない人に不足しているのは、ポピュラリティだった…?!

テレフォン人生相談では「心」について回答することが多いので、愛先生が「外面」に言及するのが大変意外…!

 

悩んでいる人は必ずどこかでポピュラリティに問題を持っている。

集団の中にいるんだからというサービス精神を持ってポピュラリティを補えば、ほとんどの問題は解決することが多い。

 

人間関係で上手く行かないという人は、サービス心がない。みんなと同じであろうとする気持ちが(良い悪いは別として)欠けている

 

修正する場所があるとしたならば、とりあえず修正することをオススメしたい。 

 

自分自身、ポピュラリティという言葉は知らなかったにせよ、集団に即することで摩擦が減った経験はたくさんあります。

というか、社会人になってからはその練習の連続であったように思えます。

 

人は普通の人が好きなんです。 

 

そしてこのまとめ。圧倒的、共感…。

人と違うことで、何度も顔をしかめられてきた人生だったので、この言葉には共感しかないです。

 

一方で、話は次のように転調します。

 

形・外見・見えることだけを考えていくと、今度は中身を失ってしまう

 

ポピュラリティがあれば、集団から浮き上がることはないかもしれない。しかし形だけを追えば、喜びのない人生になっていくこともまた事実なんです。

 

ポピュラリティを保ちつつも、内的喜び、内的興奮、内的追求にエネルギーを注ぐような段階に至ると思うんですよ。

そうすると今度は、自分が自分で生きていることが喜びになる。

 

自分らしさの追求、自分だけの楽しみ、大事ですよね。っていうか、それが無いと本当に自分である意味がないと言うか、虚無感に飲み込まれると言うか…と大共感する28歳のゲイ。。

 

(上記のような段階に至れば)ポピュラリティから外れていけばいくほど、逆に尊敬されるような人になっていくかも知れない。

 

こういう順序が私達の人生にはあるような気がするんですよね。

 

わ、わかりすぎる…。仕事でもそうですが、基本的なを覚えないと応用ってできなかったりしますよね。

 

圧倒的共感するゲイ

すでに散々書いてしまいましたが、共感しかないわけです。

当たり前のように思えることでも、ポピュラリティというシンプルな言葉で包まれると、そして愛先生の優しい声で話されると、スッと心にまで入ってきてしまいます。

 

そうそう、家族や恋人のような甘えられる人は別として、友人や会社のような場って、まずは外面から同化することが大事だったりするんですよね。

 

一方で愛先生はその先の内面の充実も説いていて、外面と内面のこのバランス感覚にたまらなく共感してしまいます。

 

「人に合わせるなんてまっぴら!」「人間関係なくてもいい!」という人もいるよね、そういう生き方もあるよね、とは思いつつ…。

 

でも、時々街中で見かけるんです。

集団の中で1人だけ「異様」な感じがしていて、やっぱり緩やかに排除されているように見えて、それでも居場所を求めているのかなとか勝手に想像してしまって、過去の自分を重ねてしまうんです。

 

そういう人がマドモアゼル・愛先生の動画にリーチできたら良いなとか祈りつつ、ここらで記事を締めます。

自分自身、まだまだ道すがら。ポピュラリティをもっと磨くにはどうすればいいのか。内面の充実をどうやって実現していけばいいのか。人生の試行錯誤中です。

 

マドモアゼル・愛 深夜のつぶやき「何もかも上手くいかない、という人に必ずかけているものは、、ポピュラリティ」 - YouTube

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書いてる人 

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【日記】春分の日、前夜

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レイアウトリセットした30cm水槽

グーグルアドセンスポリシー違反

前回の記事がグーグルアドセンス(Googleの広告)から怒られてしまった。

 

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chuck0523.hatenadiary.jp

 

 

詳細を見てみると、まさかの「性的なコンテツ」扱い。

 

何をどう変更すれば良いんだろう…と戸惑いつつ、以下のような一文があったので消してみた。

 

ゲイアプリでプロフィールに「風呂友募集」をしている人がいるけど、その気持ちが分かる気がする。

 

審査リクエストを送信。その結果…

 

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 ポリシー違反を返上できたっぽい。

 

「ゲイアプリで風呂友を募集」的なことを書くと、Google から性的なコンテツ扱いされるかもしれないという…なんだか釈然としない気持ち…。

 

この身をすべて Google に捧げたい

Youtube でこんな動画をサジェストされた。

 

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ホージアの路上ライブ!最高すぎる〜〜!

 

自力では発見できなかったと思うので、サジェストに感謝感謝。常日頃からグーグルに情報を全開放している甲斐があった。

 

気がつけば自分の人生はグーグルまみれになっている。

スマホは Android だし、写真は Google Photo に同期しているし、Youtube に動画を上げまくっている。Google Map にてレビューを書きまくり、あらゆる web サービスのログインにグーグルアカウントを利用している。

 

人生をグーグルと楽天に預けている感じがある。

 

株を止めるな

ここ7~8営業日くらいの間、株式取引をしていない。

 

日経平均株価が21,800円に達したあの日に、メルカリ株と小型株を高値づかみしてしまった。もう少し様子見すれば良かったと後悔中…。損切はせずに保有したままなので、資金がロックされてしまったのでした。

 

ローソクチャートの読み方を勉強した方がいいのかな?あるいは、ちゃんと四季報を読み込んだりした方がいいんだろうな。

身近に投資の先輩でもいたら良いのになぁ…(他力本願)。

 

マドモアゼル愛先生への高まる愛

おなじみテレフォン人生相談。

家族がギクシャクしていて自分の精神状態に悪い影響を与えているという女性の相談。

 

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マドモアゼル愛せんせー。本当に大好きです。

 

変な人と関わっている間は人間は幸せにはなれない

 

変な人っていうのは、 相手のエネルギーを奪うことによってしか生きていけない人

 

本当に、おっしゃる通りで。

 

好きすぎて、ついにチャンネル登録してしまった。

 

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それにしても、こんなにも的確で鋭いアドバイスをしてくれるマドモアゼル愛先生が、世田谷の実店舗で幸せになれる音叉を売っているなんて、未だに信じられない。振れ幅がすごい。

 

www.hoshitomori.net

【日記】The Killers - Land Of The Free

ようやく仕事が一段落したので、2ヶ月ぶりにブログを更新します。

 

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「皆の雰囲気よりも自分の気持ちを大事にしているわがまま」

先日のテレフォン相談がまた神回だった。

 


【TEL人生相談】「私も誘われて当然」は我がままな証拠

 

相談者は40代の女性。

相談内容は、職場で自分だけ遊びに誘われないのが不服だという話。

 

高橋龍太郎先生の回答は、まあいつもどおり無難と言った感じ。良い回答だけども。でも、柴田理恵さんの回答が良かったね。

 

私一言いいですか。

「当然」って言葉をよく使われるんですけど、「誘われて当然」はわがままだと思います。

 

楽しそうにしてないってことは、皆の雰囲気よりも自分の気持ちを大事にしているからだと思います。皆のことより自分のことが大事なんだと思うんですよ。

そうすると、楽しそうにしてないから、皆一緒にいて楽しくないと思います。

 

あのね、「分かりました」じゃなくて、そうやって人に自分のことを言われるのが嫌なんだと思います。

だから先生とかに言われると「そうすれば良いんですね」と言うけど、そうすることができないままの何十年なわけですから。

 

本当に根本的に変わらなきゃいけないのは、自分がわがままなんです。

人の話を聞いている時は、顔が痛くなるまでニッコリしてみて。

 

柴田理恵さん良いこと言うね。

 

実は、自分も少しだけ似たような境遇にある。

このブログでは、僕は今3社目の会社で働いていると書いた。同僚は外国人が多くて、今までの会社よりは付き合いやすくて人間関係は良好と書いたかもしれない。

でも、3ヶ月くらい前から同僚とランチをとることを止めてしまった。その理由を一言で表すと、「めんどくさいから」かもしれない。1時間もの間ランチを食べながら、同僚と話すということが面倒くさく感じるようになってしまった。

その結果、仕事終わりの飲み会等に誘われなくなってしまった。

定時になって、同僚が帰り支度を始める。普段は残業をする同僚までもが、帰り支度を始めたので、何か計画があるのかなと思った。案の定、「どこに行こうか」みたいな話を始める。以前だったら形だけでも声をかけてくれたんけど、最近ではそれもなくなってしまった。

同僚たちがわいわいとどこかへ向かっていく背中を見ながら、どこか寂しい気持ちになる。

 

もちろん会社というのは仕事をする場所で、友達を作る場所ではない。でも、ランチを一人で食べ始めた影響は確実に出て始めている。仕事に関して、自分の知らない方針を同僚が知っていたりする。それに気づいて、また尻込みしてしまう。という悪循環のようなものが起こっている。

 

そんな折に聞いた今回のテレフォン人生相談。まさしく自分のことだと思った。

僕は自分の気持ちを優先させている。皆の雰囲気を大切にするということが疎かになりがち。人間関係は自分の心の結果だから、まあ現状みたいになっちゃうよね。

人生を楽しむのが下手だから

昼寝があまり好きではない。昼寝から起きた時の気分は最悪。特に、平日の仕事終わり。疲れすぎた体をベッドに沈めるように寝落ちする時がある(それはもはや昼寝ではないかもしれないけど)。12時前後に目が覚めた時の、あの感覚は本当に最悪だ。それがまさしく今なんだけど。

 

「賢者タイム」という言葉があるけど、昼寝から覚めた時って賢者タイムの比ではないくらい全てがどうでもよくなる。心の防波堤が吹き飛んでしまって、いつもは考えてないようなことにまで思考が及んでしまう。

自分は東京で一体何をやっているのだろう。プログラマという仕事でいつまで食っていけるのだろう。いったい何の為に生きているのか(ヤバイ)。

 

今日も元気に遅刻した。一度会社内のジムに寄って、ロッカーにカバンを押し込んでからデスクへと向かった。カバンを持ったまま遅刻・登場するのは「本日、私は遅刻しました」と堂々と宣言しているようなもの。手ブラで登場することによって「あの人、定時からいたのかな?ちょっと離席していただけかな」と思わせることができる。遅刻常習犯の朝は忙しい(何を言ってるんだ)。

 

仕事自体は楽しい。最近、身に覚えが無いOutOfMemoryエラーが頻発していた。僕らが採用しているプログラミング言語のメジャーアップデートに、Memoryエラー関連のバグ修正が含まれていたので、いっそのこと言語更新をしようということになった。それが僕の今週のタスク。なんとか今日、やり終えることができた。

達成感がすごい。簡単なタスクではなかったけど、これまで経験をフルに活用して、乗り切ることが出来た。自分、偉い!と褒めてあげるけど、肉体的な疲労はまた別の話。

帰宅して即、爆睡した。

 

明日もまた出社だ。昼寝したとは言え、明日に備えて早く眠らなくてはいけない(ブログを書いている場合じゃない!)。これは少なくないプレッシャーとして僕の精神を圧迫している。

テレフォン人生相談のこの回は、僕のプレッシャーを少なからず和らげてくれた。

 


【TEL人生相談】職場は仕事をするところ、人間関係なんか

 

復職にするにあたって不安だという相談内容。回答者は我らが三石先生。

 

眠れなくなったらどうしようってアナタ言ったじゃない。眠れなくなったら眠らなきゃ良いんですよ。

眠らないで病気になったり苦しくなったりするじゃない。そしたら、最終的に辞めるっていう決断あるわけですよ。辞めたって死なないんですよ。

 

靴履く時にさ、この家に帰ってくるんだと。帰ってくれば大丈夫なんだということをさ、自己暗示みたいに、自分の幸せとか、自分の土台を確認する必要があると思うんだよね。

 

それから、今井先生の回答。

 

職場で大切なことは仕事することなんです。人間関係はどうでもいい。そこは腹をくくってそう思ったほうが良い。

先のことって考えたってどうしようもない。

 

少し前にこの回の動画を見つけて、だいぶ気持ちが楽になった。

 

でも、現実は違うよね。僕以外の人は割と元気に快活に働いているように見える。笑顔で同僚とランチをして、話しかけられた時には感じ良く返事をしている。タフだよね〜。同僚は良い人ばかりだけど、毎日ニコニコと話すほどには僕は余裕がない。

僕は仕事に夢中になって、疲れて、人間関係に割くエネルギーが枯れてしまっている。最近はさっさと定時で帰る。単純に体力が無いのかもしれない。

それと、三石先生の言葉を借りれば、「自分の土台」みたいななのが薄弱なのかもしれない。

 

以前の読書会の課題本が、よしもとばななの「ゆめみるハワイ」だった。

 

 

この本はエッセイで、ハワイでのゆるふわな生活を描いたもの。読んでいる最中は「吉本隆明の娘として生まれた時点で、ハワイでのんびりと暮らすぐらいのことは約束されているよな〜」と斜めから読んでいた(圧倒的な僻み)。

でも時間が経った今、何か心に訴えかけてくるものがある。多分作者は人生を楽しむことが上手いのだと思う。そこには純粋な憧れと尊敬がある。ハワイでの丁寧な生活なんて誰もが手に入れられるものではないけど、例えば日常の中で自炊を凝る人も好きだ。週末に何をするのかしっかりと計画する人も尊敬する。

 

読書会は居場所感はあるけど、日常生活に浸透しているような自分の土台ではない。

まずは、自分ひとりで自分の生活を楽しめるようになる必要がある。特に平日の過ごし方だよね。長い人生を送っていくなら、そうやって自分の土台を作っていく必要があると感じている。基本的に僕は人生を楽しむのが下手なので。

「本当のことを言わないと誰でも死にたくなる」

書こうと思ったことを一度全消しした。

テレフォン人生相談にて、マドモアゼル愛先生が言いたいことを全て言ってくれていた。これも良い話だから、引用します。内容はブログ記事のタイトルの通り。ぜひ聴いてみて下さい。

 

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生きていくことに希望が無いという30代の男性の相談。

相談内容の割には、奇妙に明るい声で喋る相談者。こういう人、いるいる…。回答者のマドモアゼル愛先生は、直球で力強いんだけど優しい声で回答を始める。

 

お元気そうな声なんだけど、それがいけない。今死ぬほど悩んでいるわけじゃない。

整理した後に不幸を受け入れた上で、明るく振る舞うのはいいだけど。

 

あなたまだ苦しいはずなんですよ。苦しいんだったら、ここは人生相談の場なんだから、苦しい声で話して良いんだよ。ここで明るくマジメに見せる必要はないと思う。そうやって生きてきているわけよ。

 

不当な我慢をしちゃったから。そしたらその人は自分で生きていく必要ないじゃない。だから元気がなくなっちゃう。

簡単だよ。元気になるって。でも、あなたにできるかどうかは分からない。

 

言いにくいことを本当に言うこと。

 

そうしたらあなたの精神がおかしいわけではなく、この世で一番強い人だってもし言いたいことを言わないで黙って周りに合わせていたら、あなたと全く同じ状態になります。

 

不当な怒りを押さえ込んできて、表面を取り繕って行けば、人間は誰だって死にたくなります。なぜなら自分として生きる意味が無いから。

綺麗事や波風を立てないで、自分の生きがいや、自分の人生って持てないんだよ。

 

「はい」が早すぎるのよ。本当にあなたまだ自分の頭で考えてないよ。まだ合わせようとしているよ、僕の話に。

そうやってお母さんにもお父さんにも、奥さんにも合わせてきているのよ。会社でも。それで元気がないですと言われても当たり前なのよ。

 

おかしいことはおかしいと言う。その結果、離婚しても、会社をクビになっても、どうせ死んじゃったら同じじゃん。そこまでの覚悟でないと人生って変えられないよ。

 

僕は悪いけど、あなたのような人とは付き合いたくないのよ。体裁ばっかりで表面を合わせるだけの人と呑んだって面白くないもん。だからあなたの周りに残っていく人は、それでもあなたを利用できる人ばかりになっていく。

 そんな人たちにあなた人生売り渡したらダメだよ。

 

自分が感じたことを大事にすることが自分の人生を生きること。それはわがままじゃない。そこで我慢するとわがままな人を増長する。

 

もうバカにされちゃダメだよ。自分がかわいそうだよ。

でもここまでやってこれたのは、あなた本当に強い人だからね。だから本気で変えれば変わるよ。その突破口は言いにくいことは我慢しないことよ。

言いにくいことをちゃんと人に言えた時、エネルギーが湧いてくる。

 

すごいね。本当にその通りだと思う。

強がっている人が多すぎる。意味の無い我慢は美徳でも何でもない。誰にも頼らずに元気なフリをしている人を見ていると、もどかしい気持ちになる。そのうち爆発して結果的に誰かに迷惑をかけるかもしれないのに。

 

つらい時はつらいと言う。無理なことは無理と言う。

周りはそれくらいのことは気づいている。そこで「大丈夫です」とか「できます」とか言っていると、まともな人は痛々しいなと感じるし、付き合うこと自体がめんどくさくなる。

 

不当に強がっても良いことは無い。素直でいることは人生のあらゆる局面で大切なことだけど、自分の状況の表明についても言えること。

 

「究極の孤独を味わう」

テレフォン人生相談というラジオ番組が好きで、基本的には毎日聴いているんだけど、今日の放送はなんだか不思議な気持ちになってしまった。心にスッと入ってきたものの正体が良く分からないままなのでブログに書いてみる。

 

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相談者は53歳の無職の男性。「これからどうやって生きていったらいいか分からない」という相談内容。

相談者は何度も会社を辞めていて、「いっそ死んでしまった方が良いのではないか」という心境にまで至ってしまっている。自分に対する怒りや失望があるという相談内容は、少しだけ共感してしまう。

 

ここからはマドモアゼル・愛先生との対話を引用。

先生「あなたが今どんなに虚しいのかは、自殺したいくほどなんだから、よくわかりました。ただ、あなたがまだやっていない一つのことがあるんです。それはなんだと思いますか?」

 

先生「虚しさを徹底的に味わったことってありますか?」

相談者「…。」

先生「無いと思うよ。あれば自殺したいなんて言い出さないから。不幸のどん底に、不幸を徹底的に味わった人は、もう不幸だかなんだかわからなくなる。」

 

先生「あなたが世界の誰からも認められない。誰からも愛されない。誰からも覚えてもらえない。この究極の孤独を一回味わってみてみなさいよ。」

相談者「どうすれば?」

先生「味わうのよ。その通り。言葉にも出さず。でも、その苦しい思いの何か、その言語にもならない押し寄せてくる感覚ってあるじゃない。それを味わうのよ。毎晩。来る度に味わってみる。これをやっていない」

 

先生「しかし、全てに救いの仕組みがある。それが自分の人生、定められた人生だとしたら、それを味わって確認するしか無い。徹底的に、誰からも認められないで、何一つ喜びがない人生というのが世の中にはあって、それがたまたま俺が得たもので、俺にしか味わえないものとして味わった時、人生に何の上下も高低もないことを、人は分かるようになっている。」 

 

相談者「でも、確かに人の一生に勝ち負けは無いとは思っています。」

先生「勝ち負けも上下もない。ただ、自分の人生のテーマを味わえなかった人は敗北者です。」 

 

マドモアゼル愛先生の力のある語り口調に、何故か分からないけど泣きそうになってしまった。

人生を味わう。なんて大切なことなんだろう。そんなこと、ずっと知らずに生きてきてしまった。忘れたくない。でも、あまりに抽象的で、大きな話で、どう抱えて良いのか分からずに持て余してしまっている。

「自分に自信が無いのは、人生で能動的な選択をしてこなかったから」

またテレフォン人生相談の神回を見つけてしまった。

 


本来の欲を出さず我慢してると不安だらけの人生になる!マドモアゼル&勝野洋!人生相談

 

30代にもなって自分に自信が無く、人と比べてしまうという相談。

回答者はマドモアゼル愛先生。

 

まず、マドモアゼル愛先生は相談者の現状について整理する。

あなたが甘えられると思った人に対しては、あなたは自分の不幸の原因を相手との関係の中に求める以外になくなってしまう。

あらゆる人間関係も深くなった時点で壊れるようになってしまうよね。

 

「自分の不幸の原因を相手との関係の中に求める」

こんなにも簡潔で鋭敏な分析を、全く嫌味なく相手に伝えられるマドモアゼル愛先生…やっぱり凄い。

 

次にそうなってしまった原因へと話が展開する。

マドモアゼル愛先生は家庭環境を疑う。誰かに精神的な病理を植え付けられたのではないかと。

相談者はあっさりと「違います。両親との関係は良好です」と返答。

 

それに対して、マドモアゼル愛先生はあっさりと、

じゃあ答えは簡単。

あなたが育った自己否定の原因は何かと言うと、何一つ能動的に行ったことがないということ。

リスクを張って、何か自分から率先して「私はこうします」ということが一回でもあったらこういう考え方にはならない。

 

正直な欲が大切なんです。

 

相談者は全くの同意。

ただし、自分の欲が分からないと言う。それに対してもマドモアゼル愛先生は、

 

違う。なぜ分からなくなったか分かる?

本当に欲しかったものを、やりたかったことを、詭弁を使って、諦めて人生の方向を決めたことがあるんですよ。

 

本当は私はこんな人生を送るはずじゃなかったって、どこかで思ってると思うんだよね。

 

こういう人いるよね。

一回り以上も歳上なのに、常に自信が無さそうにしている人。やりたいことが無いとか、分からないとか、確かに言っているような気がする。

逆にやりたいことをやっている人や、能動的に頭を使って生きている人は一緒にいて楽しいし、こういう人ともっと過ごしたいなと思う。

 

なんてことは無い、夏休み明けの日記

地元の飲み屋で4, 5杯のビールを飲んでから、ほろ酔い気分でこのブログを書いている。地元の飲み屋なんて滅多に行かないんだけど、なんとなく立ち寄って3時間くらい居座ってしまった。ビールと焼鳥ともつ煮をお供にして、黙々と本を読んでいた。

 

多読がしたい気分で、並行して3冊を読んだ。

まずはSF。ニューロマンサー。

 

 

名前は知っていたけど読むのは初めて。ハードボイルドな近未来SFと言った感じ。キャラクタ同士の会話よりも状況の描写の比率が高いから、集中できる環境じゃないと楽しめないかもと思った。

 

次に「箱の中」。マジメ系のBL小説。

 

 

BL小説を読むのは高校生の時以来。次の読書会のテーマ本だから重い腰を上げて読み始めたわけだけど、存外と面白くて驚いている。

恋愛したい…!と思わされつつ、あまりにも全身全霊の愛情を目の当たりにしてしまって、打ちひしがれるような気持ちにもなってしまった。

 

次に新書。

 

 

読書会のテーマ本になり損ねてしまった本。

愛着障害という言葉を最近知って興味を惹かれた。まだ読み始めだからブログを書き終えた後にまた読もうかなと思ってる。

 

読書会 

読書会が次回で第6回目の開催となる。続いていること自体が嬉しいけど、感想の話し合いが板についてきた感じがある。

 

chuck0523.hatenadiary.jp

 

サイトからの参加申し込みは順調で、2週間に1度くらいのペース。

 

gays-who-read.herokuapp.com

 

Googleで「ゲイ 読書」と検索してみた所、順位はなんと第3位…!これはまだまだ参加申し込みは絶えなさそう。

来週は新規申し込みの方と新宿で顔合わせをする。お互いに良さそうなら、さっそく次回から参加してもらう。そうなればメンバーは8人になる。いよいよ「仲の良い友だちグループ」の規模を脱出して、サークルじみてくる。

徐々に形になっていて喜ばしい限り。

 

旅行

今週は夏休みだった。世間のお盆と重なる形で6連休だった。連休を利用して、大阪に2泊3日の旅行に行った。

初めての国内旅行&初めての大阪だから、かなり期待していたんだけその期待は見事に報われた。

 

定番スポットを見て、

 

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美味しいものを食べて、

 

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ってな感じ。たこ焼きも串焼きも美味しかったけど、寿司の厚みにビックリした。

 

夏休みに旅行なんて、なんたる贅沢…。ようやく社会人っぽさが出てきた感がある。

 

英語

夏休みが終わって仕事が始まると、自分の英語が明らかに悪化した。相変わらず全然喋れないね。仕事上はなんとかなるレベルなのかもしれないけど、もっと…こう…ペラペラ喋りたい…!面白いことを言って同僚を笑わせたい。

最近はご無沙汰になっていたけど、また海外ドラマ生活を再開させようと思う。インプットしなくちゃね。

 

テレフォン人生相談

僕がテレフォン人生相談の大ファンなのは有名な話だけど、相も変わらず聴き漁っている。

 

www.1242.com

 

特にこの回はすごい。

 

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2度離婚した相談者が、今後はどのように人付き合いをしていけばいいのかという相談。

 

まずは大原先生からの回答。

あなたは自分から好きになる人がいないんですよ。相手があなたを好きって言った人を好きになるんですよ。

 

あなたは重荷になると自分から別れることはできないんです。相手から去ってくれるのを待つ人なんです。それは欲張りとケチだから(笑)

自分が犠牲を払うってことはしたくないんです。

 

そして加藤先生から。

あなたは核の部分で欲求不満なんですよ。

どうもあなたね、愛されてなかったんですよ。成長期に。愛されてなかったから「あなた好きよ」と言ってくれる人に弱いんです。

この部分があると、本当に愛してくれる人に出会えないですよ。誰だって良いんだもん、相手が。

自分の方から人を好きになるようにして下さい。

 

すごいね。共感しすぎちゃった。自分のことかと思った。

 

まとまりの無い文章だったけど、ここらで。

【仕事】Web業界に生きるマジメなゲイの近況

今の会社に入社して2ヶ月になるけど、先週同僚にカミングアウトした。

 

カミングアウトした相手はハワイ出身の男性のエンジニアさん。30代前半で、彼には日本人の奥さんと生まれたばかりの子どもがいる。

彼はとても明るくて、今一番仲の良い同僚かもしれない。

 

普段はチームメンバーの4, 5人で行動することが多い。コーヒーを買いに行ってちょっと雑談をしたり、食堂にランチを食べに行ったり。その中で「彼女いないの?」と聞かれることは度々あった。その都度ごまかしていたんだけど。

4, 5人を相手に一気にカミングアウトする程、僕はまだゲイであることに自信はない。

 

ちなみに僕以外のチームメンバーは日本人・中国人(女性)・イギリス人・アメリカ人(ハワイ)といった感じ。

 

そして入社して2ヶ月のこのタイミングで、ハワイ出身の彼と2人でランチを食べる機会があった。それが先週のこと。

 

「Tell me your type! What kind of girls?? (chuckはどんな女性が好きなの?)」

 

おっ、きたきた…!これはゲイをカミングアウトするチャンス。「言ってなかったけど、ゲイなんだよねーあはは」とか、言えば良いんだ。

 

頭の中で必死に計算するよね。

 

まず2人きりであること。(+10点)

彼がアメリカ出身であること(+20点)

彼が高等教育を受けた専門職であること(+20点)

彼がとても明るい性格で、面倒見の良い性格であること(+30点)

 

評定が80点を超えたのでこれは成功する確率が高い。イケると思った。

 

「I haven't told this to anybody yet... but I'm not straight(いやあ、言ってなかったけど、僕はstraight(ノンケ)じゃないんだよね)」

 

ああ…英語で良かった…。not straightの言いやすさ。日本語だと、"ゲイ"は強すぎる感じがするし、"ノンケ"って言葉はどれほど浸透しているのか良く分からない。

 

彼の反応はこっちが笑っちゃうほどオーバーだった。

全然気づかなかったよ!僕には2人のゲイの親友がいるよ!白人のゲイなら気づくんだど、chuckは全然そんな感じしないよね!Awesome!Coooool! みたいな感じ。

周りの人に完全に丸聞こえで、とても新鮮だった…w

 

まあ読み通り、ひとまず成功して良かった。

でもモヤモヤはするね。ゲイをカミングアウトすることは賭けみたいなもので、不確実性へのリスクは全部こちらが払わなければいけないわけで…。見えないマイノリティの面倒くさいとこだね。

いっそ「I'am GAAAAAAAAY」みたいなTシャツでも着て生活できたらどんなに楽なんだろうと思ったりする。

実際にその日はドッと疲れてしまって、しばらく仕事にならなかったし...。

 

でも「苦しみの中に意味を感じること、それが人生」だってテレフォン人生相談の加藤先生が言ってたしね。(テレフォン人生相談信者)

 


苦しみの中に意味を感じることが最高の価値です!加藤諦三&マドモアゼル・愛!人生相談

 

だけど残念ながら全てが解決したわけじゃない。

例えばハワイ出身の彼と、別の同僚と3人で話しているとする。別の同僚は僕がゲイであることは知らない。だから当然のように「chuckは彼女つくらないの?」と質問してくる。その時、僕はカミングアウトできないかもしれない。

今までしてきたように僕1人がウソをつくなら問題は無いんだけど(いやホントは辛いんだけど)、そのシチュエーションでは同僚までもがウソの共犯になってしまう。それは本当に申し訳なくて、今までそういう失敗は多々あった。

結局、全勝ちするしかない。チームメンバー全員にカミングアウトし切るしかない。そうでないと、中途半端なままの生き地獄みたいな状態になる。

 

そしてさっそく一昨日そういう状況になった。チームメンバー5人でランチを食べていた時に、夏休みの予定の話になった。

僕が大阪に行ってくるよーと言うと、「えー、誰と行くのかなぁ?(ニヤァ)」みたいな。みんなが僕のことをニヤニヤしながら見ていた。この空気を壊したくなくて、ゲイだなんてとても言えなかった。

何より、カミングアウト済みの彼に申し訳ないと思った。情けなくて顔が見れなかった。

 

その後、彼と二人切りになった。僕の予想に反して彼はニヤニヤしながら「ホントは彼氏と行くんじゃないの?w」なんて小声で聞いてきた。

僕がチーム全体にはまだカミングアウトできないことを理解しつつ、だけど確実に気を配ってくれるこの感じ。この手応えは今までになかったもので、戸惑いつつも泣いちゃうくらい嬉しかった。

 

日本人の中で(急に話の主語がデカい)、こういう対応ができる人がどれだけいるだろうと思ってしまう。IT業界は比較的リベラルと言われるけど、男性社会だなと感じることが多々ある。

それに比べたら、今のチームはかなり過ごしやすい。多国籍だし、そもそも僕らのフロントエンドチームで一番デキるのは中国出身の女性だし。それに僕は日本人のゲイだし。

外国人が多くて英語でコミュニケーションするような会社はこれが初めてなんだけど、今はリベラルな空気の中で未来への希望を持って働けている。

 

英語を勉強してて良かったね。マイノリティこそ、なるべく多様性のある会社にいた方が居心地がいいかもしれない。人生の早い段階でこういう環境に身を置けて良かった。

 

…とまあ最終的には、自分の成功体験を押し付けるという老害的アプローチになってしまったけど、Web業界に生きるゲイの近況でした。