収益用不動産を買った

表題の通り。

収益用不動産を買った。

 

不動産を買いたいということは、このブログでずっと書いてきた。

調べてみると、2021年のゴールデンウィークに不動産の勉強を始めたらしい。

それから2年。挫折しかけたこともあったけれど、ようやく買えた。

 

どのようにブログに書くか迷ったけど、時系列順に買いてみる。

 

 

2021年5月 きっかけ

知り合いが持ち家を売って、売却益が少し出た、という話を聞いた。

それを聞いて、不遜ながら自分にもできるかも?!と思ってしまった。

そもそも株式投資をしているので、不動産投資には前々から興味があった。

 

2021年夏 本を読む

それから夏にかけて、不動産に関する本を読んだ。8冊くらいは読んだと思う。

思い立ってすぐ買えないのは、不動産投資の良いところだと思う。

実際、すぐ買うように煽る本はある。自分のサロンに誘導して、糞物件を売りつける、みたいな。

ありがたいことに、今は情報が溢れていて、不動産投資の失敗談にもたくさん目を通した。

じっくり勉強して、時間をかけるべきだと思った。

 

2021年秋 不動産投資家と繋がる

自分には横のつながりが必要だ!と感じて、動き始める。

世の中には「大家の会」というものがある。不動産投資家のコミュニティだ。

その1つに参加した。普通に20代の人たちもいて、すごいな〜と思った。

不動産の世界とビジネスの世界は繋がっていて、「民泊やってます!」とか「貸し会議室」やってます、みたいな人もたくさんいた。

そういう時に圧倒されて黙ってしまうのは自分の欠点だ。案の定、参加したは良いけれど幽霊部員化している笑

ここで積極的に絡んでいけるのが成功する人なんだろうな〜と思ったりする。

 

それから、不動産投資をしているゲイの方からTwitterでDMをもらった。

直接会ったことはないけれど、不動産投資に関して、自分のモチベーションの1つになっている。

 

不動産投資家のゲイのコミュニティとかあったら面白そうだな〜と思った。

 

2021年冬〜2022年春 仲介業者の面談

世の中には、不動産の仲介業者というのがたくさんある。

その中には、無料で面談を行なっているところもある。無料と聞くと怪しい感じがするけれど、自分は4社ほど面談を受けてみた。

1社はその後にちょっと残念な物件を紹介されたけど、それくらいかな。むしろ他は音沙汰がない…。「では、○○様に見合った物件を探しておきますね〜」と言われ、その後連絡なし笑

不動産は実力勝負の世界だ。雑魚フリーランスの自分に紹介できる優良物件なんて無い、ということだ。

 

2022年夏 挫折期間

このあたりで完全にモチベーションが尽きてくる。

勉強してから1年が経ち、未だに買えていない。

それまでは日々物件を探していた。不動産系のポータルサイトに目を通し、情報収集もしていた。

それらを一切しなくなった。

ちなみに、知り合いや友人には「不動産を買うぜ!!」と息巻いていたので、完全に気まずくなる…笑

 

2022年秋 副業開始

とにかく現金が必要だと思った。

数年前までは融資がよく出た。物件価格に対して満額のローンが降りることもあった。いわゆるフルローン。

その場合は、自己資金なんて要らない。

けれど情勢が変わった。今では自己資金2〜3割は当たり前、と聞いた。

特に自分のような零細フリーランスは(与信という意味での)信用がない。事業や不動産の実績もない。

だから、とにかく現金を増やそうと思った。

 

自分が2018年にフリーランスになった時、年収換算で700万円くらいだった。それから5年が経ち、コロナ禍でも仕事に励み、1000万円まで伸ばした。

いや〜自分よく頑張ったな〜。もうそろそろ天井かな〜。なんて思っていたけれど、まだやることがあった。

それが副業だった。

平日の夜と土曜に稼働できる案件を探した。

見つかった案件は時給単価4000円。月に90時間働くとして、39万円(税込)。年収換算で460万円。だいぶプラスになる。

 

2022年冬 2人体制

仕事を増やした結果、不動産にかける時間は完全になくなった。

このあたりで、彼氏にも不動産の協力をしてもらうことにした。

物件を見たり、良さげな物件の収益シミュレーションをしたり、仲介業者に問い合わせたり、そういう作業を定型化して、委託した。

元々、彼氏には仕事を辞めてもらって僕の秘書になってもらっていたので、依頼しやすい環境が整っていた。

 

2023年春 初の買い付け!

年が明けて2023年の4月、「これは…!」という物件が見つかった。明らかに相場よりも安い。

何か問題がある前提で、仲介業者にリサーチ。

接道条件が悪かった。一応公道で、再建築不可ではないけれど、マイナス点にはなりそう。

けれど、それを差し引いても買いだと思った。1都3県だし。満室だし。

初めて買い付けを入れた。つまり買い付け証明書を入れた。頭金100万円を入れたときは本当にドキドキした。

 

2023年6月 無事、契約

それから1ヶ月以上が経ち、ようやく自分が買い手になることが確定した。

ローンは三井住友トラストを利用。

初回の面談は緊張した。銀行員との1対1。仕事のこと、不動産のこと、様々なバックグラウンドを聞かれる。

プログラミング言語は何を使ってるんですか?とまで聞かれたときは、ここまで細かく聞くのか〜!とビックリした。

融資の審査ってすごく人間くさいというか定性的だ。

それから、2週間で融資実行。

結局、自己資金は25%くらい必要だった。司法書士への支払いとか、仲介業者への手数料とか、数十万円単位でかかってくる。

不動産投資は本当にお金がかかる…!

 

そして6月下旬。無事に全ての契約が終わり、不動産オーナーになりました。

長かった…。一時は挫折しかけたけど、納得できる物件に出会えてよかった。

とはいえ、不動産投資は出口まで分からない。つまり、売却するまで何があるか分からない。

不動産の勉強をする上でよく見たのが、「不動産投資ではなく不動産経営です」という言葉。

幸い自分はずっとその気持ちでやってきた。フリーランスになって5年が経つ。去年は法人化もした。

不動産も、自分の仕事の1つとして、たっぷりと時間とエネルギーをかけていこうと思う。

 

仲介業者さんが教えてくれたのだけれど、自分はまだ与信枠があるらしい。もちろん2棟目、3棟目と拡大していく気持ちだ。

2棟目を買うのがいつになるのか分からないけれど、1棟目を安定運営しつつ、1年以内に買えたらいいな〜とか考えている。