転職してよかったことの1つは、同僚にカミングアウトできたこと。今では職場で何人かの同僚が、僕がゲイだと知っている。
それはとても嬉しくて安心できることなんだけど、最近では冷めてしまった。それがなんだって言うんだろう。
職場でカミングアウトしていることと、職場に同じようなゲイの同僚がいること、その2つの間にはとても大きな違いがある。
残念ながら、僕の知る限り、会社の中に僕以外にゲイはいない。
会社の中で、僕は常にある種の孤独感をもっている。男の中に、1人だけ女がいるような、あるいはその逆のようなそんな感覚がある。
たぶんそれは個人差があって、溶け込める人はまったく問題なく溶け込めるんだと思う。
でも、残念ながら、僕は入社以来ずっと居場所がないような感覚がある。
今週、レアジョブという会社に行ってきた。
レアジョブというのは、オンライン英会話を運営している会社で、エンジニア向けのイベントを定期的に開いている。おとといもイベントを開催していたので、参加してきた。
初参加の時のレポート↓
会場では、ワシントンで生まれてニューヨークで育ったというエンジニアと仲良くなってお話した。
「彼女いるの?」って聞かれて、「いや、彼女じゃないよw」と言うと、「ああ、彼氏ね!どれくらい付き合ってるの?」とサラリと会話が続くあの感じ。彼は話も面白いし、英語も本当に完璧で聞きやすく、あー良い時間を過ごせたなあと思った。
レアジョブと言えば、人事の方とお話したとき、「ああ、うちにも◯人ゲイがいるよw」と言われた。僕の会社よりもずっと規模が小さいのに、すごくオープンで良い雰囲気なんだろうなあと思った。
会社を選ぶ時の基準として、カミングアウトさえできないような雰囲気の会社は論外として、LGBTの社員がいるかどうか、会社がそういうことに積極的かどうか、というのは大切なポイントだなーと強く思います。
最近、Twitterでこんなサイトを見つけて、就活・転職をする方にはぜひ参考にしてほしいなと思いました。
そんなわけで、カミングアウトできることだけが全てじゃないんだなあと感じています。
特に僕は、周りの人間に影響を与えて環境を変えていけるようなタイプではないので。たくさんのエネルギーを使ってカミングアウトしても、それが空振りになったらもったいないよねと思います。せっかくカミングアウトするなら、適した場所でした方がいいですよね。
そんな雑記でした。