30代ゲイ、香水にハマり始める

自分が初めて香水を買ったのは、中学生の時だったと思う。

自転車で友達とドンキホーテに行って、3000円くらいの香水を買ったのを覚えている。なんだかとても郊外の子どもっぽいエピソードだw

それから大学生の時にもいくつか買っていた。でも当時は、香水の種類なんて全く興味がなかった。ただ何かしらの匂いをつけていることに満足していた。

 

あれから10年以上が経った。

社会人になった自分は、すっかり香水から遠ざかってしまった。

スメハラなんていう言葉があるけど、大人の世界での匂いって難しい。特にオフィスで働いていた頃は、香水をつけるなんて発想がなかった。周りにもそんな人はいなかったし。

 

だけど今の彼氏と出会って、また香水の存在が近くなった。

彼氏は好きな香水がある。それはドンキホーテの3000円の香水とは全く違って、ちゃんとしたブランドのやつだ。

相手の誕生日にその香水をプレゼントした。1万円もしたけど、喜んでもらえてよかった。

 

それから去年のクリスマス。

2人で香水ショップに入った。NOSE SHOPというとてもカジュアルな感じのお店。

その時に、ついに自分用の香水を買ってしまった。Laboratorio Olfattivo のネクターという香水だ。甘い匂いがとても気に入っていて、週末に出かける時は必ずつけていた。

 

そして先月のこと。

新宿伊勢丹のサロンドパルファンという香水のイベントがあり、そこでまた香水を買ってしまった。FreeShape MILANO の OM という香水。ネクターとは違って、ウッディだったり、オリエンタルだったり、複雑な感じの匂いがとても気に入っている。

 

それにしても、まさか2年連続で香水を買うとは思わなかった。しかも、まだネクターが残っているのに。

だけど、複数の香水があるというのは良い感じだ。日によって使い分けることができて楽しい。

 

香水というか匂いって面白いなと思い始めている。

匂いはとても物理的だ。実際に嗅いでみないと分からない。そして嗅ぐだけで、良い気分になったり、印象を残せたりする。そのことに面白さを感じている。

 

というわけで、書店で1冊買ってみた。「新しい香水の教科書」という読みやすそうな本を買ってきた。ちょっと勉強してみようかなと思っている。

匂いに関する資格なんかもあるみたいだし、そのうち受けてみても良いかもな…とか考えている。