年末年始に博多に行ってきた。3泊4日。なんと車で行ってきたので、その感想みたいものを書く。
突然思い立った車の旅
年末年始は、旅行に行くつもりはなかった。というより、何も計画していなかった。僕も彼氏も12月いっぱいまで割りと忙しく過ごしていた。
年末年始なんて、旅行に行くもんじゃないと思っていた。飛行機も新幹線も普段より料金が高い。しかも混んでいる。
だけど不意に、車ならマシなんじゃないかと思えた。少なくとも、飛行機や新幹線よりは安く済むんじゃないか。深夜に移動すれば、渋滞も回避できそうだし。
そんなわけで12月中旬にこのアイデアを思いつき、雑に計画していった。
深夜の高速道路
無事に仕事納めをし、家の大掃除などを済ませ、晴れて出発。
目論見どおり、深夜の高速道路は空いていた。それでも普通に車はいたので、自分たちと同じような深夜移動組みの存在を確認できた。
やっぱり渋滞の原因はファミリー層なんだろうなぁと再確認。幸か不幸か、日本では同性愛者は日陰者なので、子どもを持つこともなく、スイスイと深夜に移動することができた。
目的地は博多
旅行の目的地は博多だ。
彼氏は以前、5年くらい博多に住んでいた。青春時代を博多で過ごした彼氏にとっては、東京よりも博多の方が友だちが多かったりする。
僕は博多には行ったことがなかった。そもそも神戸より西に行ったことがない。沖縄は行ったことがあるけど。あまり国内旅行に興味がなかったので、国内の経験があまりにも少ない。
そんなこともあって、博多まで行くことになった。
大阪で車中泊
東京から博多までは片道13時間。サービスエリアでの休憩なども含めると、さらに伸びる。
流石に一気に行くのは厳しいと思ったので、大阪の吹田サービスエリアで車中泊をした。車中泊は経験済みだ。去年のGWに名古屋に行った時、車中泊をした。その時に装備を整えていたので、今回もそれを使うだけだ。
窓ガラスには全面シェードを貼った。それに、寝る頃には日中だったので、冬とは言えそこまで寒くはなかった。
だけどやっぱり睡眠の質は良くない。シートをフラットにして、持ち込んだ布団を敷く。それでも、自宅のマットレスには敵わない。4時間くらいで起きてしまった。
地獄の岡山・広島・山口
大阪ではベタにタコ焼きを食べた。それから、現地の銭湯に入った。銭湯は車中泊のお供だ。
そんなこんなで夕方になり、出発。まだ高速に乗らず、神戸まで行った。有名な BE KOBE を見たり、ライトアップされる明石大橋を見たり、深夜の姫路城を見たり。
フラフラと好きな場所に行けるのは車の旅の良いところだ。
再び高速道路へ。そこからが辛かった。岡山県、広島県、山口県。あまりに長い。横に長すぎる。正直、山口県あたりの記憶があまり無い。
車中泊で体力が回復していないこともあり、下関で限界がきた。眠気なのか疲労なのか、意識が飛びそうな感じがあった。これ以上運転できないと思い、彼氏に運転をかわってもらった。
後編へ続く。