【ゲイブログお題】いつゲイと自覚したか

どうも、chuckです。今回は【ゲイブログお題】について書きます。

今回のお題は「いつゲイと自覚したか」です。Presented by じじ (id:didikittenさん。

 

ちなみに前回のお題はこちら。

chuck0523.hatenadiary.jp

 

【ゲイブログお題】はどなたでも参加可能です。「いつゲイと自覚したか」についてピンと来た方は、どなたでも!奮ってご参加くださいませ。

 

いつゲイと自覚したか

いきなり結論から話してしまうと、物心ついた頃からです。

「ゲイに目覚めるキッカケ」というのが未だによく分かりません。幼い頃から、目が行ってしまうのは好みの男の子でした。そしてそれを自然なことととして受け入れていたような気がします。大学のゲイの友人と「ネイティブゲイ」なんて言葉を作って笑い合っていたような気がします。

むしろ「キッカケ」があった方に対して、ドラマチックというか(好奇心的な意味で)面白いなと感じてしまいます。それはあまりにも実感が無いので、他の方が書かれる記事が楽しみです。人それぞれ事情があって、ゲイであることに折り合いをつけることが中々難しい方もいらっしゃるのでしょうが…。

 

初恋のようなもの

物心ついた頃から!で話が終わってしまうと寂しいので、もう少しだけ書きます。

自分にとっての紛れもない初恋は14歳の頃だったのですが、その前に「初恋のようなもの」がありました。

 

子供時代に、父親の実家に帰省した時のこと。その土地のゲームセンターを訪れた僕は、とあるゲーム機に強烈に惹かれました。サッカーゲームの主人公に一目惚れしてしまったのです。いかにも平成初期!といった絵柄のサッカー少年に本当にドキドキしました。

気にしない風を装いつつ、何度もそのゲーム機の周囲をうろつきました。この頃からあまり素直な性格じゃなかったみたいですね笑

 

結局そのゲームをプレイしたかどうかは覚えていないのですが、今回のお題に際してそんな「初恋のようなもの」を思い出してしまいました。人生の中で最古のときめきは、まさかの二次元への恋でした。

 

ゲイと自覚したまま生まれて

そんなわけで、記憶がぼんやりとした時期から僕は既にゲイでした。ゲイであることに苦悩が無かったかと言えばそんなことは無いのだけど、ゲイとしての自分はずっと違和感なく心の中に収まっていました。

 

だけど、

「男が男を好きになるというのは、世間にとっては普通のことではないのかもしれない」

ということもまた、物心がつく過程で何となく分かってきました。

 

自分自身との折り合いについては既にパスしていたので、ゲイとしての僕の悩みって「周囲とどのように折り合い」をつけていくのかに終始していた気がします。自分がゲイであることへの戸惑いはほとんど無く、「カミングアウトしてしまいたい」「でもカミングアウトしてしまったらどうなるんだろう」という人との関わりに付随する悩みが多かった気がします。

ああ、懐かしいそういう気持ち…。大人になればそれなりに自分に居心地を良い環境を選べるのに、子供の頃って圧倒的に選択肢が少ないですよね。自分は生存戦略的に、常にゲイとしての周りとの関わりを気にしていました。いや、気にしていたなんて生ぬるいものではなく、常にある種の緊張状態にあったのかも。「人と違う」ということがイジメや嫌がらせのターゲットになり得る状況で、「ゲイ」なんていう特大スクープを絶対に知られてはいけない。いつも服の下に爆弾を抱えて通学しているようなものだったのかも。

だから、大人になってからゲイだと自覚した人が少しだけ羨ましくもあったりします。その戸惑いは計り知れないのかも知れないけど、少なくとも職業選択・居住地選択の自由が許された状態からのスタートでは、選ぶことも逃げることもできます。実際、大人になった僕にはほぼゲイの友人しかいませんしね。ゲイの友人はやっぱり話が合うし気楽です。

 

じゃあ、あの頃のサバイバル期間が無い方が良かったのか?そう聞かれれば、返答に困ってしまいます。当時の抑圧された状況だったからこそ勉強を頑張れたし、ゲイとしてのアイデンティティが確たるものになった気がしています。

 

おしまい

長々と書いてしまいましたが、「いつゲイと自覚したか」について書いてみました。

本当の初恋や、女子と付き合ってしまって「やっぱり違うな」と感じた話についてはまたいつか書けたらいいですね。