前回書いた記事について、
お返事の記事をいただいた。
さらにその後、続編まで書いていただいてしまった。
はてなでブログを始めて、そして「ゲイブログ」グループを作成して以来、こんなにも言及されたのは初めてだった。
僕は普段、他のゲイブログに言及することは少ない。グループを作成しておいてアレだけど…。
だけど、時間が経つにつれて面白いブログが増えてきている。特に、仕事・暮らし・経験・過去・人生について書いているブログは面白い。誰でも書けるような内容ではなく、その人個人だからこそ書けるようなブログが良い。文章から人生を垣間見ることができるようなブログが僕は好きだ。
だから、徐々に他のブログに言及していこうかなと思っている。せっかくのゲイブログ仲間だし!
その一歩として、お返事へのお返事を書いてみる。以下の記事に対して。
もともとサイトを始めるにあたって、「はてなブログ」を選択したのも、「はてなブックマーク」のランキングでchuckさんの記事を読んでからだった。同性愛者としての先駆者がいる方が書きやすいと思って「はてなブログ」を選択した。ゲイ関連をテーマにして「はてなブログ」で書いている人が何人かいるけど、chuckさんは中心の一人だと思っている。
僕は中心人物では無いと思うけど笑、誰かの選択に影響を及ぼせたなら光栄なことだと思う。
ボクは業務系のパッケージソフトを開発していて、同じシステム業界でもchuckさんとはかなり違う分野に属すると思うけど、chuckさんとはシステム業界で働いている点も同じだった。
IT業界は細分化されている。僕が働いているのはweb系という世界で、いわゆるGoogleやFacebookに代表されるような世界。基本的には私服での勤務だし、出勤時間は緩い。それとメールを使う機会はほとんどない。「マナー・常識・根性」とは間逆で「能力・発想・効率」みたいな世界かもしれない。
業務系のパッケージソフトの開発、みたいな世界は別世界に感じてしまうし、そういう世界でやっていけていることに尊敬の念を感じてしまう。
chuckさんが働くことや生き方について悩んでいるのを見て、ボクもchuckさんの記事にコメントしようとした。でも先に真剣な励ましのコメントは沢山書かれていた。
ボクにとってできることは何だろう……
そう考えてみたけど、ボクにできることは、今まで通りに、このサイトであくまで一人の同性愛者としての生き方をコツコツと書いていくしかないと思った。
僕は鈍感だから、まさかそんな気持ちで記事を書いてくださっていたなんて!まったく気づかなかった。
改めて読み直してみると、また違った感慨が湧いてきてしまった。
この方(なんとお呼びすればいいんだろう…?笑)は、更新ペースがめちゃめちゃ早いから、いつも通りの連載の1つだと思っていた。それがまさか自分へのメッセージだったなんて…。
誰かから陰ながら応援されることほど、嬉しいことはない。
せっかくなので「ゲイとして生きる君へ」のイチオシ連載を勝手に言及してみる。
自分が夢中になってしまったのが、何と言っても以下の連載。
初めて出会い系の掲示板に書き込んで、実際に出会うまでの様子が書かれている。
もうね、共感しまくり。
公園前で待っていると、夜中なのにランニングをしている人や犬の散歩をしている人が目についた。
「この人かな?それともあの人かな?」
ボクは目の前を人が通り過ぎるたびに、メールの相手が来たのかと思って注意して見ていた。
僕もゲイとの初めての出会いは掲示板だったから自分のことのように読んでいた。
「こんな姿で驚いた?」
ボクの気持ちを見透かしているかのようにその人は言った。
「そうですね・・・少し驚きました」
実際にはかなり驚いていたのだが、面と向かって言うわけにはいかなかった。その人に出会うまで、頭の中には色々な相手のイメージがあった。自分の好きなタイプの外見だったらいいなとか妄想していた。でも女装をしていることは想定外だった。メール相手の人はボクの姿を上から下まで目で追いながら言った。
まさかの初めての相手が女装をしている方だったという…。
出会いの後の描写もすごい。基本的にこの方の描写力はすごい。
ハッテン場の体験談も面白い。
自分が全く経験していないことなのに、とてもリアルで没頭してしまった。これぞブログの醍醐味…。ちょっとした小説の連載を読んでいる気分になってしまった。
手短ですが、「ゲイとして生きる君へ」について言及してみました。これからも更新が楽しみです。
ゲイブログカテゴリの皆さんともちょっとずつ絡んでいけたらいいですね。