HTMLコーダー(マークアップエンジニア)の仕事風景

僕は今、「プログラマー」というカテゴリにいます。

けれど、正社員になる以前、アルバイトだった頃はいわゆる「HTMLコーダー」あるいは「マークアップエンジニア」というやつでした。

 

では、実際の仕事風景はどんな感じなのか。僕の半年間の経験を元に語ります。

 

そもそもHTMLコーダーとは?? 

chuck0523.hatenadiary.jp

 

こちらの記事でも書きましたが、プログラミングの中でも比較的「前面」を担当します。「表側」「レイアウト」「見た目」など会社によって呼び方はまちまちですが、Web制作という言葉がしっくりきます。

 

要は、ホームページやウェブサイトの目に見える部分を作るのが、HTMLコーダーの役目です。

目に見えない部分とはつまり、データの管理だったりサーバとのやり取りだったりします。

 

 

その仕事風景

僕の会社では以下のような流れでした。

  1. 営業さんが仕事を取ってくる。
  2. デザイナーさんが見た目を決める。
  3. HTMLコーダーが作る。

 

順を追って説明します。

1.営業さんが仕事を取ってくる。

「こんなサイトを作ってほしい」というお客さんのニーズ(需要)があります。それをまず営業さんが掘り起こしてきます。

あるいは、「既に作ったサイトに機能を追加して欲しい」「既存のサイトをスマホ対応にしてほしい」といった追加の要望もあり得ます。

 

2.デザイナーさんが見た目を決める

デザイナーさんがイラストレーターなどを使って、サイトの見た目を作っていきます。これはまだ設計図であり、実際のサイトではありません。

 

3.HTMLコーダーがサイトを作る。

さあ、いよいよコーダーのお仕事です。デザイナーさんから送られた設計図に基づいてコーディングをしていきます。

主にHTML/CSSを使ってサイトを構築していきます。

ただしコーディングが一度で終わるとは限りません。実際に作ったサイトを見て、さらに変更点が加えられることもあります。社内で「ここはこうした方がいいんじゃないか」となることもあれば、お客さんから「やっぱりここはこうしてくれ」と追加の要望があることもあります。

 

実際のWeb制作では1→2→3が何度か繰り返されることがよく有ります。

 

HTMLコーダーに求められること。

一般にHTMLコーダーは楽だという認識があるかもしれません。

もちろん、技術的には難しくありません。HTML/CSSと少しのJavaScriptができれば充分役に立てるでしょう。

(難しいプログラミングは分かるけどCSSは苦手だというベテランプログラマーはたくさんいます)

 

けれども、営業さんやデザイナーさんとの連携が求められる仕事でもあると思います。

コーディングをしていると「ここは変じゃないか」「ここはこうした方がいいんじゃないか」といった疑問が出てきます。

それは放っておくと、結局後になってやり直しということがあります。

 

なので、コミュニケーション力が求められる仕事でもあると思います。

ここで言うコミュニケーション力とは、職場を盛り上げる能力でも、みんなと仲良くなる能力でもありません。

単純に「疑問に思ったことをしっかり言うこと」がコーダーに求められるコミュニケーション能力だと思います。

 

実際、僕もコミュニケーション能力は低いと思います笑

けど、コーディングは好きなので、仕事に関しては恐れることなく発言することができます。

その結果、「そのとおりだ!」「よく気づいたね!」なんて褒められることもありました。

 

 

まとめ

とにかくITの業界は人が足りていません。

サーバ側のプログラマーがコーダーの仕事を片手間でやってしまっている。大企業でさえ、そのようなことが起こっていると聞きます。

 

おそらく、HTMLコーダーになることは難しくありません。

僕自身、独学したのは2ヶ月ほど。自分で作ったサイトを面接で披露して採用していただけました。

コーダーの仕事は楽しいです。営業さんやデザイナーさんと連携するのも、やりがいを感じると思います。

 

さらに、人材不足ですからもっと難しいことも教えてくれるかもしれません。僕の場合、今はステップアップしてJavaを学んでいる最中です。

 

 

皆さんもぜひ、HTMLコーダーを目指してはいかがでしょうか(^O^)