ふだんあまり邦楽って聞かない。
とくにここ最近は、gleeをきっかけに洋楽を薄く広く聞いてます。
だけど、邦楽で一番好きなものは何かと聞かれたら、それは間違いなくJudy And Maryです。
もちろん、YUKIも好きです。
でも、ジュディマリとYUKIはまったくの別物で、ジュディマリにはかなわない、そう思います。
比べるもんでもないけど。
でも、それくらいジュディマリって心に深く刻まれているんですよね。
ジュディマリの解散は、2001年。
その頃僕はまだ10歳。
もちろん、ライブに行ったことなんてありません。
けれど、平成生まれの僕は僕なりに。
必死こいて中古CDショップをめぐってCDを集めました。
あるいは、ネット上に残っている動画、映像をむさぼるように見ました。
メンバー全員が作詞作曲ができる。
名前の通り、明るい(judy)曲からしんみりした(mary)曲までなんでも作れちゃう。
そのバンドは解散してもなお、10代の少年を熱狂させました。
当時、同世代でジュディマリ好きなんていませんでした。
あるいは、今みたいにインターネットで手軽に発信や交流をするという選択肢がありませんでした。
ひたすら孤独な熱狂でした。
とくに一番好きな曲は「小さな頃から」。
YUKIの作詞の集大成と僕は考えています。
「壊れそうなのは、夢だけじゃないの」
「ただ、人混みにまぎれ、いつもなぜか泣きたくなる」
そして最後のYUKIの叫び。
この曲を聞くたびに、あの孤独な熱狂が蘇ります。
元気が出る、とは少し違う。
昔を思い出して泣ける、というわけでもない。
ただ、心の芯がカッと熱くなります。
上手く言えないんだけど、自分の原点に立ち返ることができるような、そんな曲です。