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【読書】ゲイが「ティファニーで朝食を」を読んで、元祖・ニューヨークの女に痺れた話

どうも、ゲイブロガーchuck です。趣味は読書で、月に8冊読む人です。

そんな僕が「ティファニーで朝食を」に痺れてしまったのでwレビューを書きます。

 

「ティファニーで朝食を」とは

言わずと知れた名作の「ティファニーで朝食を」。内容は知らないけど、名前は知っている!という方は多いんじゃないでしょうか。

おそらく世間的には、オードリー・ヘップバーンの映画が有名なのではないでしょうか。

ちなみに僕は海外ドラマの glee で知りましたw 

あらすじは以下の通りです。

第二次大戦下のニューヨークで、居並びセレブの求愛をさらりとかわし、社交界を自在に泳ぐ新人女優ホリー・ゴライトリー。気まぐれで可憐、そして天真爛漫な階下の住人に近づきたい、駆け出し小説家の僕の部屋の呼び鈴を、夜更けに鳴らしたのは他ならぬホリーだった…。表題作ほか、端正な文体と魅力あふれる人物造形で著者の名声を不動のものにした作品集を、清新な新訳でおくる。

(BOOKS データベースより)

 

作者のトルーマン・カポーティについて

「ティファニーで朝食を」の作者であるトルーマン・カポーティは、20世紀アメリカの小説家です。

村上春樹が影響を受けたのだとか。今回僕が読んだ「ティファニーで...」は村上春樹が訳しています。

 

僕はカポーティの本を初めて読んだのですが、村上春樹訳が違和感なくスラスラと読めたので、同じく村上春樹訳の「誕生日の子どもたち」や「クリスマスの思い出」を読んでみても良いかも!と思いました。

 

参考: 2つの顔を持つトルーマン・カポーティの作品7つをチョイス - きゃすのキラキラブログ

 

読んだキッカケ

さて、そんな「ティファニーで...」を読んだキッカケは、以下の本です。

本好きの作者が「人生を狂わす名著」 を50冊紹介するというもの。

「ティファニーで朝食を」の紹介文を抜粋。。

本当は、自分に正直に生きていきたいあなたへ 

ニューヨーク、恋心、まるで猫みたいな美女。イノセンスの思い出をめぐる、きらきらと切ない小説。

いや、こんな紹介文を書かれたら購入しますって…!w

 

マジメなゲイによるレビュー

いよいよここから、マジメなゲイによるレビューです。

 

いやはや、タイトルの通り。たいへん良かったです。

オードリー・ヘップバーン演じるホリー・ゴライトリーは、元祖・ニューヨークの女!といった感じでしょうか。その言動、振る舞い、暮らし方はとにかく都会的です。

 

ホリーに入れ込んだある男性は、彼女を以下のように表します。

「今のあの子はあんたにはどんな人間に見えるかね?睡眠薬をひと瓶空けて人生を閉じ、あんたはそれを新聞記事で知ることになる――まさにそういうタイプの娘なんだ」

八方美人のような見せかけの人気者なんかじゃない。自分の欲望に一切嘘をつかないようなそんな危うい生き様に痺れました。

 

一方で、主人公は作家志望の男性。真面目で文学青年風。これがまた対比的で良かった。真面目くんが一歩引いていることで、ミス・ゴライトリーの奔放な明るさが際立っていました。

この作家志望の一人称を村上春樹が訳すというのがまた良いですよねw

 

ホリーが主人公に投げかけたセリフをいくつか。

  • 私は違うな。何にでも慣れたりはしない。そんなのって死んだも同然じゃない
  • ウィスキーとりんごって合うのよ。一杯いただけないかしら、ダーリン
  • 要するに『あなたが善きことをしているときにだけ、あなたに善きことが起こるってことなのよ』
  • でもね、腰をすえることのできる場所が、すなわち故郷よ。私はそんな場所を探し続けているのよ

人生の哲学と、自分流の生活を感じさせるセリフに、これまた痺れます。

 

だけど、物語の終わりは少ししんみり。

アパートの新しい住人とか、離婚訴訟に発展した旧知の夫婦とか、帰ってきた猫とか。ホリーがいなくなっても世界は回り続けるんだよなぁ、と現実世界に引き戻してくれるような読後感でした。

そんな中でも、主人公はアフリカの大地を吹き渡る風にホリーの息吹を感じようとして、それってとても昔の映画のようで、終幕まで洒落た小説でした。

 

まとめ

昔のアメリカ文学ってあまり得意ではないのですが、「ティファニーで朝食を」は大好きでした。トルーマン・カポーティ、また読んでみたいな〜と思わせる程には面白かったです!

ゲイ的には「元祖・ニューヨークの女」感に痺れっぱなしでしたw ひょっとしたら、当時のアメリカではホリー・ゴライトリーに憧れたゲイがたくさんいたのかも?とか想像しちゃいましたw

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