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【映画】「億男」を観た感想

(引用: https://www.cinra.net/news/20180305-okuotoko)

 

どうも、chuck (@chuck_blogger) です。映画「億男」を観たので、感想を書きます。

 

okuotoko-movie.jp

 

感想

3億の宝くじに当選した主人公の一男(佐藤健)は、学生時代の友人である九十九(高橋一生)に会いに行く。九十九はBuycome(完全にメルカリw)を起業し、成功者となっていた。

そんな九十九に「お金の使い方を教えてもらう」という名目で会いに行ったものの、九十九に3億を盗まれてしまう(?!)。

九十九の目的は何なのか、九十九は変わってしまったのか、というミステリー要素に惹きつけられる。巧い導入。

 

ストーリーの流れとしては一男が九十九の行方を探る、というものなのだけど一筋縄にはいかない。

 

一男はまず、ハウスパーティーで出会った「あきら」という女性に連絡する。

彼女が紹介してくれたのが、かつて Buycome のCTOを務めていた百瀬。競馬場の VIP 席で出会った百瀬はとても破天荒な感じ。

そんな百瀬から紹介されたのが、元 Buycome CFO の千住。藤原竜也のキャラクターが良すぎる。

そして千住から紹介されたのが、九十九の秘書だった安田。沢尻エリカの声と雰囲気はとてもはまり役。

 

Buycome のかつての幹部たちを順に訪ねて行く、という構成は分かりやすく面白い。社会的・経済的に成功を収めた彼らの言葉は示唆に富む。それぞれの「お金とは何か」論は、三者三様で面白い。

 

それから、学生時代の一男と九十九がモロッコを旅行するシーンが挿入される。

旅先で倒れてしまった一男は、店先の商品を巻き込んで倒れる。その際に壊れた商品の弁償代金は34万円。代理で弁償した九十九は、場を収めて病院に行くのはそれしかなかったと言う。さらに「そんなことより、早く元気になって旅を楽しもう」と明るく振り払う。このシーンは少し泣けた

 

旅行の最中、九十九は株でつくった1億で、起業をしたいと打ち明ける。これが九十九のお金の考え方だったのだと、ここに来て判明する。

経営陣に対して Buycome を売却したくないと言い放った九十九の姿がフラッシュバックして少し痺れた。

 

それに対して「貧乏旅行を付き合わせてるのが馬鹿らしい」と言う一男。両方の気持ちが分かってしまう。

身近な人の資産の多さを知ってしまった時の、あの動揺は何なんだろう。

一方で、九十九の一男と旅行したいという気持ちに偽りはない。そのために、相手の金銭感覚に合わせて行動するのは我慢でもなんでもない。ということはよく分かる。

金銭的価値観の差が出たこのシーンは面白かった。

 

そして最後、何気ない電車の中で九十九と再会する。彼はお金を返し、いまこのお金はどう見える?と尋ねる。

全く違って見えるとの一男の回答は、まぁ予想通り。

一方で、一男の口から、九十九を信じていたという言葉を聴き、お金について学ぶことができたと言う九十九。

お金に関して、補完的に学び合った二人、という幕引きは悪くなかった。「二人合わせて100」が伏線になっていたのね。

 

しかし、物語のラストシーン。

離婚届に判を押した一男は、娘に宛てて自転車を贈る。ん…?

「お金で人の気持ちを買うことを覚えた男は怖い」という、吉田の言葉が蘇る…。これはハッピーエンディングなのか…?w

 

総評。

大筋では良かった。

お金の映画ということで「ウルフ・オブ・ウォールストリート」のようなド派手な映画かと思ったけど、ずっとマイルドだった。佐藤健と高橋一生という配役が、上手いことお金の下品さを中和していたように思う。

物語の進行は分かりやすく、示唆的でもある。大人が見て面白いのはもちろんのこと、ある程度の年齢になった子どもが観てもいいかも。

 

ベタな感想だけど、お金について、お金の価値について、人生で大切にするべきものについて考えさせられるような映画だった。 

個人的な話をするなら、20代を通じて所得を少なからず増やした自分への諌めを受け取ったような映画体験。お金というのは額面でしか無い。自分の変わらない信念と価値観を大事にしたい。それからお金ではないものを追求し続けたい。例えば、趣味を深めていくこととか、勉学に励むこととか、世の中に対して自分ができる役目を果たすとか、かな。

 

九十九のどもりとか、モロッコでの道案内とか、いくつかのサブテーマも含んでいるので、複数回みても面白いかも。

エンディングテーマの「話がしたいよ」も良かったね。

 

 

以上、映画「億男」の感想でした。

 

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