引っ越しに対する漠然とした不安があるなぁ、という話。
何度か書いてきたけど、自分がいま住んでいるのが定期借家の賃貸物件。定期借家とはつまり住める期間が決まっている契約のこと。
いま住んでいる物件の契約期間は4年。原則としてそれ以上の延長は不可。そして契約期間の終了月は2021年11月となっている。つまりあと11ヶ月で出ていかなくてはいけない。
定期借家自体については、まぁ悪いものではないと思う。
不動産に詳しい人は「定期借家はやめとけ」みたいなアドバイスをする人もいるけど。自分の場合は家賃が安いというメリットがあった。現在の家賃はおよそ70,000円。
西新宿の家賃相場はワンルームで10万円。毎月3万円も浮いているようなものだ。4年間で144万円も浮く計算になる。(そのお金はいったい今どこに…?)
【ホームズ】西新宿駅(東京都)の家賃相場|家賃を調べる[目安・平均]なら家賃相場
それでいて、そんなに悪い部屋では無かった。強いて言えば角部屋だから冬は寒い、くらいかな。
さて、引っ越しにまつわる全てのことを、11月までに完了する必要がある。
懸念事項としては3つある。
- 固定費である家賃の値上がり
- パートナーとの同棲が確約になっていない
- ゲイ同士で住める物件ってどれくらいあるんだろう
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まず家賃について。
引越し後、家賃はきっと上がる。いまが安いのだからしょうがない。
それに加えて、パートナーと同棲するとして、自分の支払い分を多めにしたい。例えば家賃15万円なら、自分が10万円払う、みたいな。
相手はまだ24歳で、しかも実家暮らし。初めて家を出ることになる。自分が24歳の頃なんて、ぜんぜんお金がなかった。毎月の支払いで必死だった。
そういうことを考えると、5歳年上の自分が多めに出すべきだろうなと思う。
だから、例えば1.5人分の家賃を払うことになり、そりゃあ今に比べたら多くなるよね、という感じ。
それにしても固定費だ。一度上がれば、ずっとその値段を払うことになる。当たり前だけど。
年単位で数十万円も多く払うわけで、そのことが分かってしまうから、考えると胃が痛くなってくる。
引っ越しに対して楽しみな気持ちはあるし、相手と同棲できるなら楽しいだろうなと思いつつ、どうしてもケチな自分を抑えておくことができない。
ここはもう腹をくくるしかないのかもしれない。
やっぱり家賃なんだよなぁ、、
— chuck (@chuck_blogger) 2021年1月17日
2LDKで希望の条件を盛り込んでいくと18万円とかになる
今は新宿のワンルームで68,000円だから、3倍くらいになる…😱 しかも固定費だもんねぇ
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次に、パートナーとの同棲について。
いま付き合っている人とは、一緒に住みたいと話している。しかし彼は実家暮らし。母親と二人で暮らしている。
すごくザックリと言うと、僕らが一緒に住むことで、向こうのお母さんは引っ越すことになるかもしれない。その決断を本当にしていいのかと考えると、重たい気持ちになってくる。
でも、そのことがクリアにならないと物件探しの方向性は大きく変わってくる。というか、待ってるだけじゃダメなのかもしれない。相手の母親に対して、僕が頭を下げるべき立場なのかもしれない。
彼氏に対しても、「本当に一緒に住んでいいの…?」と聞きたくなるような気持ちでいたけど、もっと毅然と「心配しないでいいから一緒に住もう」と、それくらいの態度でいるべきなのかもしれない。
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最後に、物件探しについて。
ゲイ同士で住める物件ってどれくらいあるんだろうと考える。
SUUMO に「LGBTフレンドリー」というフィルター項目があるのは素晴らしいけど、対応物件が少なすぎてそれは辛い。。
— chuck (@chuck_blogger) January 12, 2021
(他の条件が同じでも、LGBTフレンドリーで絞ると1500件→5件みたいになったりする
好きな人と同棲を始めるということは、本来はワクワクすることのはずなんだけど。ゲイカップルの場合はそれが1つの大きな懸案事項となってしまう。
現代日本社会において、僕らはまだまだ2級市民なんだと言う現実を思い出す。早く1級市民に引き上げられなくてはいけない。
IRIS というサービスがあるのは知っている。けど詳しくないので調べてもいいかもしれない。あるいは、類似のサービスがあればチェックしてみたい。
LGBTs不動産のIRIS(アイリス) - LGBTsのお部屋探し、賃貸、同棲をサポート
けれど、結局のところ、営業力みたいなものが大事になってくるような気がする。世界は悲観していたほど自分の敵ではなかった、ということはよくあることなので、とりあえず「普通」の物件も試してみたい。選択肢は多いほうがきっと良い。
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以上、懸念事項について書いてきた。
結局のところ、彼氏ともっと話そうという、その点に尽きるのかもしれない。
これが自分1人の問題だったなら、とても楽だ。身軽だとそんなに悩むこともない。自分ひとりの責任だし、失敗しても自分ひとりの損失だし。さくさくと選び取ることができる。
けれど、誰かの人生が絡む問題となると。こういうのは、初めてのことかもしれない。
相手としっかりと話すことが大事だ。別に仲が悪いわけではないし、毎週遊んでいるけど、引っ越しに関する話はあまりしてこなかった。そして万が一、同棲ができなかった場合の事まで考えておこう。
最悪、解約すればいいんだし。それが持ち家ではなく賃貸の良いところだ。
とまぁそんな感じかな。書いていたら、不安が少し薄まった気がする。