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ちょっとマジメなゲイが書くブログ

形になってきた文化系ゲイサークル

先週の日曜に第16回の読書会を開催した。

 

chuck0523.hatenadiary.jp

 

新年度一発目ということで、新しいメンバーを迎えての開催だった。新メンバーとは事前に「顔合わせ」を行っているので、全くの初対面ではないけど、やっぱり緊張してしまった。自前の吃音が炸裂するかと思ったけど、大丈夫だった。大丈夫だったのは既存のメンバーがいたからだ。他の既に仲の良いメンバーと話していると気が楽になった。

読書会は僕にとって、というか僕にとってこそ、居場所なのだと再実感。

 

勢いで発足した読書会だけど、だいぶ形になってきたと感じる。

新メンバーの受け入れ体制もそうだけど、会自体の進行が板についてきた。サークルメンバーがローテーションで「課題本」を選定する。選定者が会場の予約をする。当日、会場にわらわらとメンバー達が集まってくる。部屋に入ってくる顔ぶれを見てなんだか安心する。新メンバーを交えて自己紹介。課題本の選定者から一言メッセージを頂戴する。11人を2つのグループに分けて、感想の話し合いを開始。以前の少しぎこちない雰囲気はどこへやら、次々に意見が俎上に載せられていく。決して白熱した議論でもなく、否定し合うような議論でもなく、本が好きな人たちによる暖かみのある会話。お互いの人柄や考え方を知ってからは特に、感想の話し合いが板についてきたように思う。それから1時間が経過し、会は終了。次回の課題本の選定者から一言もらって、二次会へ。

うん、確実に形になってきている。

 

読書会の良いところは、本だけではないところだ。読書会の日以外に遊びに行くこともある。食事会、展覧会、花見、クリスマス会、旅行…等々。それは僕の私生活を本当に彩ってくれている。

だけど、やっぱり主軸は本だ。本を読み、そして感想を話し合う。本が好きなゲイの居場所という点がメインでなければいけないと僕は常々考えている。幸い良いメンバーが集まってくれて楽しくやっているけど、「本」という共通項が薄まった単なるイベントサークルになってはいけない。それは早晩、意味を失ってしまう。(もちろんイベントを企画・進行をしてくれるメンバーには本当に感謝しているんだけど!)

 

だからこそ、「本」という軸がブレていないか常に気にしている。

 

先日、読書会をどのように運営していくのかという話し合いをした。その中で本の話し合いをどのように進めていくのかというトピックが出た。具体的に言うと、発言が得意ではない人をどうするか。話し合いのスピードについていけない場面をどのようにフォローするかという話。

それに対するカウンター意見があり、僕はなるほどと唸ってしまった。

 

読書会の場で発言の多い・速い人は何も、能力だけでそれを実現できているわけではない。やっぱり事前の読み込みが深い。いや、それは能力に関わる部分かもしれない。けれど少なくともしっかりと準備している人は、実りのある参加を果たしているような気がする。とあるメンバーさんが毎回、ビッシリと付箋を貼って参加してくる。やっぱり彼は発言が多い。単なる発言ではなく、核心を突くパートや、皆が気になっていた箇所を適切にピックアップしてくれる。

それを見て、僕は毎回反省していた。僕の参加態度は決して準備万端ではない。課題本を読むのはもちろんだけど、あまり付箋を貼るようなことはしない。あるいは関連情報をまとめてメモしておくとか。そこには、本にのめり込みすぎて付箋を貼ったりメモを取っておくのが手間という事情はありつつ…。

ということを、カウンター意見の発言者たちからは感じた。一理ありすぎる。良くない言い方をしてしまうと「下に合わせる」ということばかりに意識が偏っていたかも知れない。しっかりと読み込んで来てくれている人、下準備を万全にしてくれる人が「物足りないな」と感じてしまってはいけない。イベントサークルではなく読書サークルなので、「読書」に関する質が下がってしまってはダメだ。

ビギナーな方も、エキスパートの方も、その両者が楽しめて、そして相乗効果が期待できるような仕組みを考えていかないとなぁと思いつつ、現状は各人へのその場任せになってしまっている。

 

何はともあれまずは自分のできることから。今回は課題本の読了はいつもよりは早めに。気になる箇所や、皆に意見を聞いておきたい場所はノートに書き写しておいた。そして今回の本は「山本周五郎賞」を受賞した本だったから、過去の受賞作をリストアップしてみたりもした。

結果として、いつもよりは意見を言うことができた気がするし、新しいメンバーさんにとって少しは良いお手本になれたのかなとも感じた。

 

何事も準備は大事だ。面接でも試験でも仕事でも…。本番での成果は能力・実力に左右されるけど、事前準備は誰にでも等しく与えられたチャンスだ。凡人こそ、事前準備をして本番での成果を最大化させないとね(自戒)。

 

と、長々と書いてしまったけど。皆の前で話すと「気楽に参加できる」雰囲気を損ねてしまうかもしれないのでブログにひっそりと綴ってみた。

何はともあれ、まずはサークルが続いていて形になってきていることを祝福しないとね。