【人生】ゲイだって人格を良くするのが大事

2017年の振り返りをしようと思いつつ、気がついたら年が明けてしまった。去年の振り返りをしつつ、今年をどのようの過ごしたいのか書いていこうかな。

ちなみにタイトルはざっくりしているけど今年の目標。

 

2017年は人生における転換期のような年だった。

まずは以前勤めていた会社を退職して、フリーランスのような業態になった。それから働き方を活かして海外で過ごした。生まれて初めての海外。今思い出してもドキドキしてくる…!このドキドキがいつまで続くのか分からないけど、これがあるうちは仕事と今の生活に真剣に向き合っていける気がしている。

今年は上手く有給を使って2,3回は海外旅行に行きたいなと思っている。

 

それから春になって日本に帰ってきた。当時の心境は、過去のブログ記事に説明を譲ってしまう。

 

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帰国してからは、また会社員生活に戻った。会社員には復帰したけど、念願だったグローバルなチームでの就労を手に入れた。5年前に始めた英語の勉強と3年前に始めたプログラミングの勉強が、職歴という確固たる形で実を結んだ。よしよし。

相変わらず英語は下手くそで、半年前に書いた自分のコードがビックリするほど残念に見えることもあるけど、なんとか元気でやれています。

 

それからプライベートでも新しいことがあった。

帰国して間もなくゲイの読書会を作った。本が好きなゲイが書籍の感想を話し合うというシンプルなコンセプトのサークルだ。

 

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地道に活動を続けた結果、今では13人のメンバーが集まってくれた。思いのほか需要があったみたいだ。だけどある程度の人数に達したので、新規メンバーの募集は止めてしまった。

今年は歴史を積み重ねていくフェーズに入っていきたい。堅実に回数を重ねていって、文化系のゲイの居場所としての読書会を確固たるものにしたい。

 

僕自身、去年は読書会に大いに助けられた。

こういうサークルって、どんな人で構成されるのかが何よりも肝で、そういった意味では現状では大成功していると思う。読書の枠を超えて、大切な友だちが何人もできてしまった。読書会のメンバーとは飲みに行ったり、旅行に行ったり、クリスマスに集まったり、年越しをしたり、プライベートでもよく遊ぶ。去年を振り返った時に、本当に沢山の思い出を読書会からもらってしまった。

運営を手伝ったり、イベントを企画してくれるメンバーには感謝しかない。

 

プライベートと言えば、また一人暮らしを始めた。

  

僕は今、西新宿のワンルームマンションでひっそりと暮らしている。

過去の一人暮らしではミニマリスト的な呪いから、ベッドや洗濯機なんて絶対買わない!と思っていたのに、今回はあっさり購入してしまった。

 

家具を買うということは根っこを張るということだ。読書会を始めたこともそうだけど、僕は今、人生の中で初めて根っこを張ることに寛容になりつつある。

しばらくは落ち着いて生活したい。これまでの社会人生活は少し慌ただしかった。結果的にスキルが付いて、納得のいく会社にたどり着いたから良かったけど、少し疲れてしまった。ジタバタした結果、それでも僕はまだ26歳で、大学を卒業してからまだほんの3年しか経っていないのだと思うと、人生は途方もなく長い。そしてこの長い人生の中で何をするにしても、僕は今根っこを張る時期に差し掛かったのだと思い至った。10年先に何をするにしろ、もっとスキルがあった方が良いし、貯金があった方が良いし、人ととの繋がりも多いほうが良い。そういったことに腰を据えて投資する時期として、2018年を考えている。

 

さて、タイトルの「人格を良くする」だけど。

最初の転職が決まった時、退職日に社長との面談があった。その会社は僕にとってはあまりマッチする会社ではなかったし、IT開発の基礎を学ばせてもらったから1年間の就労の末に去ってしまったことには今でも全く後悔はしていない。それでも…!社長から言われたことはずっと頭の中にリフレインしている。

 

「お前はもっと人格を磨いたほうがいいよ。もっと人との付き合いを大切にして、笑って明るく」

 

当時60歳の社長が、僕の全てを知っていたとは到底思わないけど、この言葉はずっと頭に残っている。日常生活の中でコミュニケーションが上手く行かなかった日の帰り道には、必ずその引き出しを開けてその言葉を確認してしまう。この3年間、そういうことが絶え間なく続いている。

 

もっと人格を磨くべきだと切に感じる毎日を送っている。

泥にまみれていた頃は(初期のブログ記事参照)、人との関わり方なんて気にする必要なかったんだけど、3年の社会人生活の中で僕の周りにいる人たちはすっかり変わってしまった。

会社の話になってしまうけど、同僚はすごい。イライラしない。分かるまで説明してくれる。変化に気づいて褒めてくれる。こちらがミスをすることを想定した上で、対処法まで用意してくれている。そして何より、場の空気を壊すようなネガティブなことは絶対には言わない。

僕はいまだに「やらかす」。

 

これとか。 

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他にも、言わなくて良いことを口走ってしまう。書かなくて良いことを書いてしまう。

去年の最大のミスはチーム内チャットで起こった。

 

その日は僕らの作っている社内システムが、社内の上層部の方々にお披露目になる日だった。僕らはその日を「Judgement Day(ジャッジメント・デイ)」と称してハラハラしていた。

なんとなしにチームリーダーがチャットでランチの話題を出した。僕は深く考えもせずに、ダ・ヴィンチの最後の晩餐の画像をチャットに貼った。なぜそんなことをしてしまったのだろう。面白いと思ってやったんだろうけど、完全にやらかした。

そもそもグローバルなチームで宗教的な話は避けた方が無難だし、最後の晩餐の結末を考えれば絶対にその日のチャットの内容としてはそぐわないのに、貼ってしまった。

普通に「ランチ行ってきます」とか「お披露目が上手く行きますように(絵文字)」とかでいいじゃない…。

普通の会社員はそんなことはしない。そんなリスクを犯さない。計算してやらないのではなく、そもそもそういうことをやる発想がない。

 

大人は基本的には忙しいからそんなことはイチイチ覚えていないんだけど、そういうことの積み重ねで人の評価って決まっていくから、本当に気をつけなければいけないんだけど。

僕はいまだに他の人が絶対にしないような「やらかし」をしてしまう。

 

会社では求められる人格のハードルが高いけど、読書会でも時々ハラハラしてしまうことがある。ああ、今のは失言だったかも!とヒヤッとすることが有る。

 

時々、自分だけ異物のように感じてしまう時がある。これは人生の中で度々感じてきたことではあるけど。

確かに、これまでの社会人生活でスキルは付いた。外国人と一緒にコードを書いてお金をもらう程度には成長できた。だけど、核の部分がまだ未熟だと感じてしまうことがある。そしてその核の部分が人格というもので、僕がこれから長い時間をかけて磨くべきものなのだと思う。

まだまだ会社員生活は続けていきたいし、せっかく作った居場所を失うこともしたくないので、今年の目標は「人格を良くする」ことです。知り合いに話したら「20歳を超えたら性格は変わらないよ」なんて笑われてしまったけど、やらない努力よりはやる努力。少しずつ模索していくよ。

 

というわけで、今年もよろしくお願いします。

本当は書きたいことがたくさんあるから、今年はもう少しずつブログを書く時間を作って行きたい。というのも今年の目標かもしれない。