大学の試験が終わった。正直なところ、ヤバいかもしれない。
単位の保険はかけてない。つまり、1科目でも落としていたら留年する。
僕は半年前に東京に出てきて、プログラミングのアルバイトにありついた。月収7〜8万円をやりくりしてなんとか生活してきた。そんな中で大学もしっかり両立できたかと言えば自信はない。7割くらいしか出席できなかったし、試験勉強も最低限しかやってない。そんな状態だったからたった1科目、最後の1科目だけ試験の結果に自信がない。
なんだかなあ。
生き急いだ結果、今を疎かにしてしまったのかもしれない。卒業できなかったら意味ないじゃん。
そんなわけで試験が終わってからの1週間は毎日怯えていた。もし、留年することになったら...??
正直、学費はなんとかなる。生活費もなんとかなる。ただ一つ怖いのは会社だ。4月から正社員になる前提で物事が進んでいる。来年度からのプロジェクトに僕をどのように組み込むかという話が進んでいる。
こんな状況で「やっぱりダメでした」なんて言えない。ちなみに入社の条件は大卒だ。ここにきて中退なんてあり得ない。
でも、だからこそ仕事があることがありがたい。今はフルタイムで働いている。来月の給料日が今から楽しみだ。その日が来ればこのゲストハウスを出ることができる。良いパソコンを買って自宅でもプログラミング開発ができる。
打ち込める何かがあるのは良いことだ。でもそんな没頭できる会社だからこそ、迷惑をかけるようなことはしたくない。
卒業できなかったらどうしよう。せっかく人生が楽しくなってきたのに。いまさら大学なんかに足を引っ張られたくない。
最後の最後まで大学は嫌いだ。悪いのは自分なんだけどさ。
泣きたい。