あの子たちの日給を君は1時間で稼ぐんだよ

「あの子たちの日給を君は1時間で稼ぐんだよ」

 

忘年会で社員さんに言われた言葉が印象に残っている。

2次会の焼き鳥屋さんでの会話だった。

 

あの子たちというのはそこの店員さん。みんな若い女の子で元気いっぱいだった。無邪気な元気というよりは、接客業らしいマニュアル元気。

思えば半年前まで僕もそっち側にいたんだ。牛丼屋で3年間バイトしてたもんね。その女の子みたいに優秀じゃなかったけど笑

 

それが今やIT系の会社にいる。

もう圧倒的にホワイトだ。

 

ほろ酔いの勢いもあって、そんな感じのことを社員さんに話したんですよね。

 

そしたら、先の通り。

「あの子たちの日給を君は1時間で稼ぐんだよ」と。

  

さすがに「1時間で」は言い過ぎだと思うけど笑

要は「接客・飲食業の単純作業と、ITのような高付加価値の頭脳労働の違い」。

 

優しくて謙虚で、期待のこもった社員さんの声が忘れられない。

 

そう、僕はプログラマーの門を叩いたんだ。

どんどん新しい知識を入れて行かないといけない。自分の頭で考えて、自分にしかできない仕事を作っていく。

勉強は嫌いじゃない。というか、むしろ好きな部類に入る。

自分で学んだことがダイレクトに仕事に反映されるなんて最高だと思う。

 

そしてその根底には牛丼屋での悔しさがあるですよね。

あの頃はホントに苦しかった。「なんだかんだ楽しかったです」なんて美化する気は全くない。低賃金で単純作業の繰り返し。つまらなくて苦しくて、そしてみじめだとおもった。

 

それが今や新しいことの連続だ。

この想いを忘れたくない。僕の這い上がり思考の源泉だ。

 

そんなわけで、年末年始も燃え尽きない程度に勉強する予定。

ようやく頭脳労働者の自覚が芽生え始めた。