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ちょっとマジメなゲイが書くブログ

クリープハイプ「二十九、三十」

引っ越しが無事に終わった。

 

chuck0523.hatenadiary.jp

 

前回は書いてなかったけど、新しく住み始めた物件実は定期借家なので、最長で4年しか住めない。

 

入居当日。家財のまだ届いていない空っぽの部屋の中。フローリングの床に座り込んで、窓の外を眺めていた。

北の窓からは西新宿のオフィスビルが見える。そして西の窓からは中野の街が見渡せる。

 

「そっか、ここで30歳になるんだ。」

 

外の景色をぼんやりと眺めながら、4年後の自分に思いを馳せていた。

 

大学を卒業してから、思えばずっと慌ただしかった。1年毎に会社を変えて、引っ越しをして。

これからの4年間はしっかりと腰を据えて丁寧に生きようと思う。そして良い感じの30代を迎えられたら最高だなとか考えている。

 

 


クリープハイプ 「二十九、三十」MUSIC VIDEO

幸せ同盟

知り合いのゲイからLINEが来た。

 

「彼氏と別れちゃったんだ」

 

友だちというより知り合いかな。うん。連絡する頻度は決して高くないし。

 

2年付き合った末の別れ。

僕は最長で1年しか付き合ったことがないから、それがどれほどの悲しみなのか想像もできない。

 

話をしている内に、違和感を覚えた。彼の近況には、他の友人の気配が無い。

 

「そういえば、ダブルデート・トリプルデートしてた友人とは連絡を取り合ってるの?」

 

「その人達と会う時はいつも元カレと一緒だったから、別れてからは会いづらくなっちゃった」

 

幸せなときだけに会う友人。へんなの。

 

「続・下流老人 一億総疲弊社会の到来」を読んだ

「続・下流老人 一億総疲弊社会の到来」という本を読んだので、その感想を。

 

 

読み始めたきっかけ

Amazonでオススメされたので。

「続」とあるけど、前編を読まなくてもどうやら楽しめるらしかったので。

 

読んでみて

非常に面白かった。

現代日本における高齢者の生活がいかに不安定なものか、実例を通じてよく分かった。

 

自分が若者だからか、どうしても普段の生活では「若者の貧困」ということばかり意識してしまう。だけどこの本では、高齢者は決して優遇されているわけではなく、所得の中央値はとても低いということが示されていた。

 

また保育園の待機児童問題のように、介護施設においても需要供給が釣り合っていないという問題があるようだった。

政府が一部の介護施設の認定基準を上げた結果、修繕費・管理費・人件費の増加が入居費用に転嫁されてしまい、結果として入居費用が払えずに介護施設にあぶれてしまう高齢者がいるというのは何とも歯がゆい話だった。施設側としても空きベッドを何とかしようと、所得の高い高齢者を取り合っているという現状があるらしい。

 

そして所得・貯蓄が少ないわけではないのに「下流老人」化してしまうケースもある。息子・娘夫婦が離婚して実家に帰省。さらに子どもを連れてきた場合には、シングルファーザー/マザーを養っていく必要が発生するかもしれない。そのような状況で配偶者に介護が必要になれば、いわゆる「老々介護」のリスクまでのしかかって来る。

そのようなことが現実に起きているのだと思うと、ゾッとしてしまった。人生、最後まで筋書きは分からない。いくら資産を築いても、絶対に充分ということは無い。

 

また、高齢者福祉を語るにあたり、財源・財政について触れていたのが非常に良かった。そのパートは慶応大学の教授に意見を伺ったようで、とても学びが合った。

 

日本の経済は「経済成長」をアテにしている傾向があって、それは高度経済成長の名残のようなものなんだけど、思うように経済成長が果たせなければ全てが計画倒れになってしまう。一方で、OECD(先進国)諸国の中で、日本の所得税率はほぼ最下位で、そもそもの財源自体が少ないらしい。その上、前回の増税(8%)の増収分の大半が国債の返済に充てられてしまった。だから国民は増税による「受益感」を持てずにいる。

 

こういった状況が長く続くと、社会に分断が起こる。若者対高齢者。低所得者対高所得者。派遣社員対社員…。

筆者は最後の章で、自己責任論の限界と共助の重要性を説く。経済成長への幻想から抜け出して、社会全体で負担をし合い、互いに助け合う道を強調する。

だからもっと税率を上げて、適切な歳入の配分を果たせば、国民の「増税アレルギー」に対処できるはずだとのこと。 

 

この本は少しだけ自分の考えを変えてくれたかもしれない。

社会人3年目としてこれまで何とかやってきたけど、これからの人生を全て自己責任で生きていくとしたらそれはとても息苦しい。世の中は基本的には増税に反対で、それを声高に主張するメディアがあたかも民意を代弁するかのような顔をしている。

だけどもう転換期に差し掛かっているのかもしれない。ちょっとくらい税負担が増えても、それが社会全体のセーフティーネットの拡充に繋がるのなら僕は嬉しい。

ここでの問題は、税の配分がきちんと為されるのかという不信感がすっかり広まってしまっていることがだけど、それは僕ら市民・国民が監視して訴えていくしかないんだろうなという気がしている。

それと「これ以上増税されると家計が回らなくなる」という声をよく聞くけど、そういう家庭・個人は既に貧困に片足を突っ込んでいる状態なんだと思う。「中流」に意地でもしがみつくのではなく、貧困であることを正しく認識し、適切な助けを求められる方が正常な社会の在り方だと、この本を読んでから思った。

 

高齢者の貧困だけではなく、社会の在り方まで論じた名著でした。

 

おとり物件(?)に勝った

海外から帰ってきてからは実家にお世話になっていた。実家は神奈川県で、職場は世田谷区だから、通えないことはない。

でもやっぱり一人暮らしを始めたくて、それとなく賃貸物件を探していた。

 

そして先々週のこと。非常に良い物件を見つけた。

 

新宿駅から徒歩15分

9階

家賃65,000円

 

細かい条件は省略したけど、だいたいこんな感じ。

 

あまりに条件が良すぎて、いわゆる「おとり物件」 なんじゃないかなと疑ってしまった。

 

www.kurachic.jp

 

仲介会社に電話してみたところ、まだ空いているとのこと。もうね、3度目の一人暮らしだからこれは決めるしかないと思った。

 

「内見とかしなくていいので、契約したいです」

 

すんなり受理されてしまった。

ところが1時間後、折り返しの電話が。

 

「住み始めた後に不満が出ると困るので、絶対に内見をしてほしいとオーナーさんから要請がありました」

 

なるほど。きちんとしている。

 

もうとにかく早く確保したい一心だったので、翌日に内見を予約。そして内見した結果、全く問題なさそうだったので、その足で仲介会社へ。

必要書類を記入して、審査を申し込み、3日後に審査が通った旨を電話で教えてもらい、そして昨日、管理会社で契約を済ませてきました。

 

無事契約できて良かった…。絶対オトリ物件だと思ったのに…。

こんなことってあるんですね。素早く動けば、良い物件でも確保できるんだなーという学びがありました。素早く決めたいなら、お問い合わせはメールよりも電話の方がいいですね。

 

というわけで、来月からは新宿区民になります。

 

ちなみにその物件はいまだに賃貸情報サイトに載っている模様。なるほど。僕みたいな素早く獲りに行く人間がいるから、「その物件は埋まっちゃいました〜」みたいなことが起こるんですね。

孤独に襲われた時

ゲイブログのお仲間さんが記事を書いていた。

 

takahashi-blog.hatenablog.jp

 

この方は1996年生まれということで、僕より年齢が5つ下みたい。

自分が21歳の時は所属していたLGBTサークルを去った頃で、非常に大きな孤独感に苛まれていた。それでなくとも、その1, 2年後くらいまでは訳もなく孤独に襲われていた気がする。

 

そんな頃に始めたのが、日記を書くこと。

とにかく書く。とりとめが無くてもいいから湧き出てくる感情を書く。ブログと違って誰かに見られるわけではないから、怒り・憎しみ・妬みみたいな負の感情でもOK。

そして書いていると思わぬ感情の発露が起こる。自分の中にこんな感情が潜んでいたのか、と思わぬ発見があったりする。

 

そうして書き終えた時、あれほど悩まされていた孤独がすっかり和らいでしまったのを僕は何度も体験してきた。

そして副作用として日記は残る。また孤独に苛まれた時に、「書く」以外に「読み返す」という新しい武器を手にしていることに気づく。

 

孤独を感じるのは「点の上に生きている」時が多い。「今」感じている感情や「今」置かれている状況が全てだと勘違いして、必要以上に苦しめられているとしたらそれは損だ。

実際の人生というのは、生と死という「線の上に生きること」なのだから、過去と未来という要因も意識するべきだと思う。過去にあったことを思い出して、あるいは未来の理想を意識して、そうして今日を生きるエネルギーをもらえることは多々ある。

点の上に生きていると容易に感情に流される。僕は常に線の上に生きていることを忘れないように心がけていて、日記をそのための補助輪にしている。

 

と5年歳上からのしがないアドバイスでした。何かの参考になれば幸いです。

まあ向き不向きがあるから、全く効果が無い人もいるかもしれないけどねw

 

 

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 僕が過去3, 4年間の間に書いてきた日記たち